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メイク・マネー!―私は米国投資銀行のトレーダーだった
メイク・マネー!―私は米国投資銀行のトレーダーだった

人気ランキング : 29,484位
定価 : ¥ 1,850
販売元 : 文藝春秋
発売日 : 1999-09

価格 商品名 納期
¥ 1,850 メイク・マネー!―私は米国投資銀行のトレーダーだった 通常1〜2週間以内に発送
中身もさることながら文章もいい

投資銀行業務に一時代を画したソロモン・ブラザーズの様子がよく分かる。書いてあることも面白かったが、文章の切れ味が非常に鋭く、これが処女作とは思えない。また、世の中に対する批判精神や、人生に対する著者の真摯な考え方が行間から読み取れる。分量的に過剰でないのも良い。

金に愛された男達

平成八年八月、私は大手町にあるいまのビルに通い出す。そのビルはバブル絶頂期に建てられことと、中が巨大な吹き抜けになっていることから「バブルの塔」と揶揄されていた。事実このビルのテナント料は大手町界隈でトップらしい。そのせいか、いまではビルのオーナーである会社のグループ企業が占拠している。
丁度、私が来る一年前、このビルには日本一高給取のトレーダーがいた。ソロモンの明神氏だ。そして、その配下で働いていたことのある元トレーダーが手記としてだしたのが「メイク・マネー!」。この本、私にとっては最近になく面白かった。
私は、大学で企業財務を専攻していた。そこでは概論よりも個々の金融商品とそれを組み併せたトレーディングを学んでいた。CB(転換社債)、WB(ワラント)、スワップ、アービトラージ、現先、CD(譲渡性預金)、CP(コマーシャルペーパー)等々。これらを組み合わせてヘッジすることで金を稼ぐテクニックを学んでいた。いまではどこの金融機関でも行っていることだが、十年前の日本の金融といえばリテール中心で誰も見向きもしなかった。
トレーディングは儲かるが、当然損することもある。引き分けのルールがあるゲームもあるが大抵は勝ち負けで色分けされる。ゼロ・サムゲームの中では常に勝者の影で弱者が泣いているのである。そのころの私は負けず嫌いだったから弱者の側に回るかもしれない自分の姿を考えただけで金融の道からは足が遠のいてしまった。だから、「メイク・マネー!」でひょんな事から外資投資会社に勤め、強運と優秀な頭脳により成功を納めた者の体験談は、私にはとても響いた。憧れが混じったことも否定しない。ただ、この著書の中にあるように、金を稼ぐことに醒めてしまったらしい著者は心底金を愛せるタイプの人間ではなかったらしい。もしかしたらその点こそがこの本を楽しく読めた最大の理由かもしれない。

仕事の動機

 バブル崩壊時に日本の市場の歪みを利用して巨万のカネを稼ぎまくったソロモン・ブラザーズ。本書は、そのソロモン・ブラザーズで株式とその派生商品のディーラーが著した本です。大学時代、国家公務員志望のありがちな東大生だった頃から書き起こし、ソロモン・ブラザーズでの生活の中で印象的なことを述べ、そして、同社東京支店の儲けの構造と、その社内ポリティックスと、それにより自らが得た経済的なベネフィットと、その中で変わり行く自らの「幸せ」についての価値観について述べます。
 成果を出さないとすぐ追い出される厳しい環境になりつつあるソロモンの中で、ひたすらカネを愛する以外に成果を出すすべなく、朝から晩まで、下手すると寝ている間もカネのことを考え、そうやって他人が気???かないミスプライスを発見して、稼ぐ。まさに標題の「メイク・マネー」を地で行く相場師の世界は、なかなか常人たる一般的な読者には達し得ない境地です。その高給と豊かな生活には憧れつつも、そのために費やしたエネルギーと幸運とは想像を絶するものなのでしょう。本書は、その一端を垣間見させてくれます。
 往々にしてこのようなテーマを取り上げた本は、いかにそのようなディーラーが頑張ったか、その結果がいかにすばらしく、その結果どんなにリッチになったかなどといったことを濃く語るものが多いのですが、本書の文体は、極めて醒めた淡々としたもので、かつ感情的な表現はうまく残した独特のものになっています。その淡々としたところが、本書の記す内容の濃さをうまく突き放した見方になってお!り、これが本書の魅力の無視できない部分になっています。
 ある程度職業人生の方向性が決まった人にはあまり魅力的な内容ではないかもしれませんが、これから就職しようとしている学生や、就職してしばらくの人にはとても刺激的で参考になる本だと思います。

投資銀行

華やかでいて誰もが羨む外資系投資銀行。しかし一概に外資系投資銀行といっても世間では何をやっているのかよくわからないが給料だけは飛びきりいい会社だろうと思っている人達が多くいる中で、著書の躍動感溢れる語り口で投資銀行の仕事の内情を詳細な現実に起こった当時の事件と照らし合わせながらストーリーが進んでいく様は圧巻そのもの。これから外資系に行きたいと思っている学生、外資系投資銀行ってどんな所なんだろうと疑問に思っている方にも是非一読の価値ありの本です。面白くて1日で読みきってしまうほどのストーリーがぎっしり詰まってます。

当時の投資銀行(ソロモン)って?

これは米国投資銀行のトレーダーだった人の実話本です。
著者は、東大法学部在学中に国家公務員上級試験に合格するような人。
でも、旧大蔵省から内定を貰う直前に『ソロモン・ブラザーズ・アジア証券』とゆー米国投資銀行へ入社してしまうんですよ!!
どっちの選択が良かったかは本人のみぞ知る、、、ってやつですけど、僕は投資銀行に憧れます。
投資銀行とは何ぞや!?
とゆーより、トレーダーとは何ぞや!?ってことが feeling としてわかると思います。
ウォールストリート (←アメリカの金融街、、、もしかしたら世界で一番有名な金融街) の王様として君臨していた『ソロモン・ブラザーズ』。
いかにしてその地位につくことができたのか?
いかにして著者は、年収○億円の収入を得る仕事をこなしたのか?
ソロモンが崩壊するまでの流れを speedy に展開する後半部分!
って感じで、投資銀行のトレーダーって何やっとん???  と思ってる人には面白い本だと思いました。
高額な給与を得る人間の行動。
そのことに対する著者の冷ややかな視点、、、を通じていろいろと考えさせられた本でした。

 
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このページの情報は
2006年1月20日9時58分
時点のものです。


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