ウォール街の突然死―巨大証券会社ハットンの興亡
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人気ランキング : 位
定価 : ¥ 1,835
販売元 : NTT出版
発売日 : 1990-11 |
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過労死の本ではありません |
タイトルから察すると、働き過ぎの証券会社従業員の突然死を告発するような内容を想像してしまいますが、まったくそんな本ではありません、勤勉で優秀な人達は沢山登場しますけど、
ウォール街でそこそこの歴史と評判を誇った証券会社E・F・サットン社がある日突然といった印象で歴史に幕をおろした顛末ドキュメントです、時期的には映画「ウォール街」やウォール街の内幕ものの名作「ライアーズ・ポーカー」と同時代の1980年代の記述が中心です、
向上心と志と才能に恵まれた人達の努力によって30年代の不況期にも60年代の証券低迷期にも業績を伸ばしてきた企業が、さらなる飛躍を期待してトップに添えた人物が実は企業の幕引き役だったという皮肉に満ちた実話、
特に後半、1980年代の金融業が好況を呈する中で、一社だけ置いてきぼりを食らったような状況下で起きるスキャンダルあたりから崩壊へ疾走感を増していくありさまは実に面白い読み物となっています、企業内の派閥争いものとしても小説以上に面白く、かつ20世紀の証券業の歴史も学べます、
出版関係のかた、ぜひ文庫・新書化を検討されてはいかがでしょう、ロング・セラー間違い無しです、