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実践IR―自社株マーケティング戦略
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人気ランキング : 70,314位
定価 : ¥ 2,310
販売元 : NTT出版
発売日 : 2000-12 |
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IRのエバンジェリストによる思想と実践指南 |
IRの重要な側面は、企業価値創造の手段の一つであり、企業経営において近年ますますその重要性を増している。したがって、IRについてはいろんな本がいろんな立場から発刊されている。それらの中でもこの本の特色は、そのタイトル「実践IR」というよりは、著者の幅広い見識を基礎としてIRの根幹を問い直す内容となっている。実践部分は全体のページの約30%だが、その部分に関しては、日頃の著者の実践に基づく、類書に見られない具体性がある。外資系IR会社のクウォンツ・ターゲティング、著者が自ら推進しているIR委員会メソッド(この部分はマニュアルとしても充実)、自社以外の株主判明調査におけるターゲット選定手法など先進的な事例も参考になる。因みに、著者は村上龍のJapan Mail Magazineが生んだ気鋭の論客である。 ということで、マニュアル的なもののみを期待される方々には向いていないが、思想(著者は理論と言っているが)からIRを考えようという骨太の方々には必読書である。随所の事例とそれに関する本音ベースのコメントも思想を鼓舞するための位置付けとなっている。博覧強記を志向するいわゆる日本の伝統的文科系教授のようなスタイルを好まれない方もおられるかもしれないが、また、気負いの混じった固めの文体もお嫌いな方がおられるかもしれないが、思想家でもある著者の並々ならぬ意気込みが行間から強く感じられる。こういう書籍こそ、他社と差別化されたオリジナルなIR戦略構築を可能とする指導書と言える。 著者の引用するJohn LennonのJust a boy and a little girl trying to change the whole wide world.という言葉の通り、子供の時代の源流にさかのぼらないと、新鮮でインパクトのある考え方は出てこないものである。
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