円高+株高そして金急騰!―近未来経済予測2004年後半
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定価 : ¥ 1,680
販売元 : 廣済堂出版
発売日 : 2004-05 |
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面白いが仮説が危険 |
ブッシュ大統領と小泉首相の間で、日本がアメリカの抱える経済上のリスクを防衛する義務を負う片務的な『日米経済安全保障条約』を結んでいる。1円50銭の円高急進は、アメリカからの「カネオクレ」の合図であって、日本政府はせっせと膨大な資金を投入して為替介入し、アメリカの財政赤字を補填する。冒頭から、こんな仮説(?)が飛び出すなど、実に豊かな発想で、国際政治経済、そして、為替政策等を語っている。
極め付きは、第2次ブッシュ政権は、金本位制に復帰し「新金本位制」で、世界に輪転機を高速回転させて生産した「不換紙幣ドル」の垂れ流しを金で一掃し、借金棒引きと世界制覇を画策する、とする仮説である。従って、日本政府に金買占めを勧め、円高・株高・金急騰の近未来経済予測を行っている。
供給の極めて限られた『金』と、幾何級数的に急速に拡大を続ける国際通貨とをリンクさせる金本位制に帰ればどうなるか、急速なインフレは言うに及ばず、国際経済と国際金融制度の崩壊は、管理通貨制度への移行期に証明済みであるはず。結局、グローバル化し膨大な資金が回遊している宇宙船地球号には、最早、覇権国アメリカ一国のコントロールを超えており、世界政府と世界中央銀行の設立が必須なのであろうか。
とにかく、この本、巷の普通の国際金融や経済、国際政治に対する発想や考え方を超えているので、気付かなかった問題を炙り出してくれる等、それなりに面白かった。
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信じる者は救われる? |
すごく面白いし、ビックリするようなことが書かれています。
でも、よく読むと裏づけのある話は少ない。事実を基にして、著者が推測したことばかり。なるほど、それで仮説経済学と言うのか。
確かに過去の事実とその裏にある仮説には、つじつまがあってます。説得力もあります。
今後についても著者の仮説を信じると、金の価格が急騰して、数年以内に約10倍になるそうです。有事の金と言われるし、まだまだ中東はきな臭い。10倍になるかは別にして、金への投資を考えるのも悪くないかも。その前に投資資金がないからダメか。(笑)